ジビエの流行は害獣駆除を促進して農業被害を減らせるのか

農作物を荒らす野生動物を食用とすることで、駆除を促進しようとする働きがあります。

イノシシ、シカ、サルなどによる農業被害が増加しており、その対策の一環としてジビエの利用を拡大しようとするものです。

本州以南のシカの推定個体数は1989年に約26万頭であったのが、2016年では約272万頭と約10倍に増えています。イノシシは約26万頭から約89万頭と3倍以上増えています。

最近のニュースを見てもこれらの野生動物による被害が報告されていますね。また最近では、これらの動物が街中に現れることも多くなっていて、農業被害だけでなく人への危険性も指摘されています。

農業被害は2010年度に約240億円にも達し、その後の対策により減少傾向にはありますが、2017年度においても150億以上もの被害が出ています。

政府からの対策費が2011年以降約100億円ほど交付されており、この増加により被害が減少しているようにも見えますが、狩猟者の減少や高齢化が進みつつあり、根本的に解決してきているとは言えない状況です。

ジビエは自然に育った動物を食べる訳で、飼育費用などは掛かっていないため安く流通するシステムが出来れば、流行するかもしれません。

しかし、飼育された動物を安全と評価している多くの人たちに野生の物が、すんなり受け入れられるか疑問にも思います。

鳥インフルエンザ、豚コレラなどへの対策はどうするのか。問題も多いのではないのでしょうか。https://cos-rop.net/